TRAVELLER'S STORY

SATOSHI YAMANE

F/CE. Creative Director

旅先でのすべての出逢いが、
インスピレーションになる。

「F/CE.」では毎シーズン、1つの「国」をテーマにコレクションを展開しています。選んだ国を実際に訪れて、クルマで一周します。事前に情報をインプットして、現地では地図は見ません。いろんなモノに出逢って、その街にしかないものを買ったり、自分の目で見たものを持ち帰って、カタチをつくりはじめます。旅先で新作を実際に使ってみて、そのフィードバックを次のアップデートに活かしたりすることもあります。

タイムリミットがあるから、
旅の中に発見が生まれる。

「何のために旅をする?」と聞かれたら、「ブランドのインプットのため」と答えます。旅先では、時間が限られている中で何かを見つけなきゃいけないっていうプレッシャーで動いている。そうすると、何気ないことも気になるんです。自分の中のスイッチをオンにしながらクルマを走らせて、「あ、ちょっと戻ろう」「あれ、写真に撮りたい」って。だから、時間のない状況をあえて作るというのは旅の醍醐味ですね。

“旅先で出逢った「色」にインスパイアされることも。
霧ヶ峰の景色は、アイルランドで訪れた田舎町を思い出します。”

冒険を通して目にしたものを、
デザインに落とし込む。

僕にとって、人生は冒険です。人と会うことも、新しい土地に行くことも、今回のMINI Crossoverのデザインも、すべて冒険。モノづくりをする人は、自分の目で見たものや自分の経験をカタチにします。そんな経験をアウトプットするソースが僕にとっては、ファッションブランド「F/CE.」なんです。僕自身の冒険をデザインに落とし込んで、それを買ってもらい利益を得て、それをまた新しい冒険のために投資していく、の繰り返しです。

人生の目的は決めず、
発見する感覚を持ち続ける。

自分なりの経験を基にしたものを、もっともっと生み出していきたい。それがいろんなカタチに変化して登場するのは面白いですね。今回のMINIでの旅やデザインも、ブランドだけの世界観から飛び出すことができたなと思います。ここが終着駅っていうのは僕の中にはなくて、人生の目的は決めないようにしているんです。モノをつくる人間として、常に冒険して、発見していたい。そんな感覚を僕は、あと20~30年は持ち続けていたいです。

Satoshi Yamane山根 敏史

ファッションブランド「F/CE.」のディレクター/デザイナー。
日本を代表するインストゥルメンタルバンド「toe」の
ベーシストでもある。